全ての人が犬を好きなわけではない。迷惑はかけるな。

先日、近所に住む雑種のワンコ↓

が、どこからか脱走してきた犬に噛まれてしまい、大きなケガを負ってしまいました。

こちらのワンコは中型犬で体重は１２～３キロほどはあるでしょうか。　慣れている人には大人しいですが、自分より大きな犬や気に入らない人がいると吠えたり、喧嘩したりと気性は少し荒めです。

田舎ではよくあります？犬同士のケンカにいつもは負けることなく、少し心配なところがありましたが、今回は相手が悪かった。。

ボクシングは体重別の格闘技ですが、犬のケンカは制限はなしです・・・さすがに倍以上ある相手には勝ち目がありません。

話を伺うと・・・

朝、起きて散歩が終わり家でくつろいでいると、何やら外の様子が変だ。　まだ、たまに野良犬がいる地域ですから

「野良犬とケンカでもしているのか？」

（もちろんこのワンコはリードでつながれております。）

と思って外に出ると、このワンコの２倍以上のサイズの犬に頭を噛みつかれ、体を押さえつけられている。　それに焦った飼い主は直感で

「このままだと死んでしまう」

と思い、家に武器を取りに戻る。　その最中も、ひたすら暴れており、その家の奥さんも

「やめてよ！　死んじゃうよ！」

と大声で叫ぶも、もちろんやめることなく、超大型犬は噛みついたままだ。　

すぐに持ってきた武器は

ゴルフクラブ。

とても、素手でどうにか出来る相手ではないため、大きく振りかぶり２～３発、体に入れる・・・だが、全くびくともしない。　体重３０キロは軽く超えていようかという犬の骨格の固さは半端ではないのか。。

仕方がないが、自分の愛犬を、どこから来たかわからない野良犬にやられるわかにもいかず、頭を狙うことに。　ただ、暴れているから命中させるのが難しい。

万が一、狙いがずれて愛犬に食らわせてしまったら一大事だが、このまま待っていても待っているのは「死」である。

覚悟を決めて、頭めがけて一発！！！

上手く命中し、さすがの大型犬も噛みついていた頭を離す。　そのままフラフラとシャッターのある倉庫の中に歩いていったので、すかさずシャッターを閉める！

幸い、車庫にあった車を外へ移動しておいたので、車庫が開いていたのが助かった。

その後、奥さんがすぐに動物病院へ連れていき、旦那さんは警察に通報。

「大型犬が敷地内にきて、うちの犬にケガを負わせた。　うまいこと、シャッターの中に閉じ込めたから、すぐに来てくれ！」

と５～１０分ほどで警察が来る。　

近所を担当している警察官が確認をしたところ、ある家から逃げたそうだ。　その後、市役所職員、警察官３名に飼い主も呼ばれ、確保することに。

警察官がシャッターの脇の窓から犬のサイズを確認したところ、

「あれじゃ、素手や警棒では手に負えない。　万が一、飼い主が呼んで逃げた場合は、最悪の事態になるかもしれないことを覚悟しておいてください。」

と警察官から飼い主へ一言あったそうです。

そして、恐る恐るシャッターを開け、飼い主が呼ぶ。　一同に緊張が走る中、大型犬は・・・・

無事に飼い主の元へ、戻っていきました。　

襲った方の大型犬も死ぬことなく良かったとは思いますが、そんな犬がまた脱走したことを考えると恐ろしい。

中型犬で、しかも結構強い犬でも太刀打ちできなかったことを考えると、近所に住むどの犬でもかなわない。　それがいきなり庭に入り込んで、襲ってくる。　もし、うちのハナが襲われていたら即死でしたね。　

幸い、近所のワンコは大事には至らずに済みました。　頭と喉のキズは痛々しく、数日間は足を引きづっておりましたが、今では元気に暮らしております。。

上の写真のように、一噛みで頭が覆いかぶさるようになっていたそうです。　そして、頭に一発食らわせたのにもかかわらず、大型犬にケガはなし。　

今回は、お互いの犬が大けがなく、一件落着にはなりましたが、やられてしまった飼い主の対応がうまくいっていなければ、最悪の事態になっていたかもしれません。

その後の治療費はもちろん、加害者側が全額負担。　ペットを飼うにあたり、人に迷惑をかけないことは大前提です。　噛みつかせないことはもちろん、フンの始末などもしっかりとしなくてはいけませんね。

田舎でもこんなケースはまれですが、嘘のような本当の話でございました。